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Jリート 価格下落時に狙い目となるセクターは

 スポンサーがシンガポール系ファンド会社という外資系の銘柄のため、外国人投資家が売ってくると、価格が下がる局面が結構ある。マーケットが荒れた時に、同銘柄に注目するのもよいだろう。

 ホテル系は、インバウンド(訪日外国人)の恩恵も背景に、収益の伸びも期待できる。

 今後は、外国人観光客もショッピング中心から体験型や滞在型にシフトしていくと思われ、インバウンドの比率がまだ低い星野リゾート・リート投資法人(3287)は、これから訪日外国人を取り込んでいく余地が大きい点でも有望だ。

 今後、日銀のマイナス金利幅の拡大が進めば、東証REIT指数が2000ポイントを超える可能性はあるだろう。しかし、今のJリート市場は金融緩和で持ち上げられている相場であることを忘れてはいけない。

 2000ポイントを超えたら、利益確定のタイミングと私は考えている。いずれにしても、購入時よりも10%以上、価格が上昇したら売り抜けるという、短期で売却益を狙うスタンスで臨んでほしい。

※マネーポスト2016年秋号

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