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コロナ禍の推し活事情 髪色を「推しカラー」にする女子学生たちの気分上々

コロナ禍で普段はできないヘアカラーに挑戦する人も(イメージ)

コロナ禍で普段はできないヘアカラーに挑戦する人も(イメージ)

 コロナ禍で大学でもオンライン授業が続き、気分が落ち込みがちの学生も少なくないだろう。そんな中、一部女子学生たちのあいだで“気分がアガる”とトレンドになっているのが、自身の「推し」(応援する、愛好する対象)の色で髪の毛を染める、「推しカラー」だという。

 大阪・心斎橋にあるヘアサロンのスタイリスト・Aさん(女性・20代)は、こう語る。

「コロナ禍でなかなか外出ができない中、美容室を唯一のリラックスの場所として利用してくださるお客様も多いです。特に緊急事態宣言中は、『久しぶりに人と会って話した』『髪の毛だけでも可愛くして気分をアゲたい』という方も多かったですね。家にいる時間が長いので、せっかくならば普段はやらないようなヘアカラーに挑戦したいというお客様も多いです」(Aさん)

 普段はやらないようなヘアカラーとは、どんなものなのだろうか。

「カラーを選ぶ際の基準にする方が多いのが、好きなアイドルのメンバーカラー(メンカラ)や、アニメキャラクターの髪色を取り入れた“推しカラー”です。例えば、私が担当しているお客様ですと、嵐の大野智さんのファンの方で、インナーカラー部分にメンカラの青を取り入れたり、Snow Manの佐久間大介さんのファンの方で、佐久間さんと同じピンクヘアにしていたり、という具合です。

 また派手髪が多いK-POPアイドルのファンの方も、推しカラーを取り入れている方が多いですね。BTSのV(キム・テヒョン)さんのファンの方は、Vさんの造語『紫するよ/I purple you』(末長く愛し合おう)にちなんで、ラベンダー系のカラーで染めています。K-POPアイドルがカムバック(新曲リリース)をして新しいヘアカラーが公開されると、その写真を持参して『同じカラーにしてください』という方もいます。

 みなさん、『推しに会えなくても一緒にいる気分』『おそろいで元気が出る!』とおっしゃいますね。そのお手伝いができて嬉しいです」(Aさん)

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