で、いま世間を騒がせている“ご結婚”のことだけど、婚約中にここまで悪材料が出揃っていながら、海外暮らしという高いハードルまで越えるという。
こういうとき、きちんとした人は「親の意見と茄子の花は、千にひとつもムダはない」と言う。親の意見を聞いて損はないということわざだけど、私は言いたい。親の言う通りに生きて、ケガさえしなけりゃいいのかと。
人は自分のしたい苦労をしたくて生きているのではないの? 自分の足で歩く醍醐味と孤独は決して悪いものではないよ、と新婦にだけそっと言ってあげたいな。
【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。
※女性セブン2021年11月11・18日号