年収1000万円以上の10世帯に1世帯は、貯蓄がほぼゼロ。一方、単身世帯では、最も貯蓄額が多いのは年収300万円台の人たちだという。つまり、お金を貯められるかどうかは、収入とはあまり関係ないということ。では、“貯められる人”が日々意識していることは何か? 日々の買い物についての「貯まる人の習慣」をお金の専門家に聞いた。
毎日買い出しに行かない
節約しているつもりでも、毎日買い物に行っているなら、それだけ余計な買い物をする機会も増える。お金持ちはそもそも、買い物に行く頻度が低い傾向にある。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんが話す。
「“買い物は週末だけ”“毎週○曜日は買い物をしない”など、あらかじめお金を使う日を決めている人も多い。なかでも食材の買い出しは3日に1回くらいの方が管理しやすく、食材ロスも減らせます」
何を買うか売り場で決めない
スーパーの売り場を見て、そのとき安いものを買うのもいいが、本当に“食費上手”かどうかは、家を出る前から決まっている。
「買い物リストをつくってから買い物に行くのはもちろん、冷蔵庫の中身をリスト化したり写真を撮っておいたりして、必要なものだけを購入します。優先順位の高いものから書いておけば、予算オーバーしそうなときに“今日は買わなくていいもの”がわかって余計なものを買わなくなり、結果的に節約になります」(丸山さん)
日用品や洋服、家電、ネットショッピングなど、ありとあらゆる「欲しいものリスト」をつくる習慣を。