飲食店、レジャー施設などの優待券を用意する企業は多く、2月末には各種レストランや居酒屋を運営するクリエイト・レストランツ・ホールディングス、3月末にはサンリオピューロランドのサンリオ、スパリゾートハワイアンズの常磐興産が権利確定日を迎える。
年間で何回、優待がもらえるかも銘柄によって異なり、ラックランドは「年4回(12月、3月、6月、9月)も優待を受け取れる希少銘柄」(森田氏)だ。注意点もある。
「人気の優待銘柄は権利確定日の1か月ほど前から値上がりする傾向があるので、早めに投資しておくといい。ただ、銘柄によっては、株価が上がったところで売られ、権利日の直前に値下がりするものもあるから、あえてそのタイミングを狙う手も。そこで思うように下がらなかったら見送りの検討も必要。長期保有目的でもなるべく安い時に買いたい」(森田氏)
※週刊ポスト2021年11月12日号