【お題】「お子さん、かわいいですね(あるいは「優秀ですね」)」
【賢人の回答例】
「ありがとうございます。かわいいって言ってもらえてうれしいです」(森さん)
「ありがとうございます、ほめてもらったことは決して忘れません(腹話術のように話し、子供を通してお礼を伝えます)」(横澤)
「ありがとう。でもお互い、子供を育てるのには、いろいろあるよね」(コメンテーター・コラムニストの河崎環さん)
「ありがとうございます。あなたが思っているほどではないかもしれないけれど」(海老名さん)
【アドバイス】子育ては一筋縄ではいかないことを伝える
「わが子がかわいいとか、優秀だと言われたら、親としては嫌な思いはしないものです。相手から子供のスペックや能力をうらやましがられたら、ひとまずその気持ちを受け取ってお礼を言いつつ、子育ては一筋縄ではいかないことを伝えると、相手にも納得してもらえます。“ご両親がすごいから、お子さんもすごいのね”などと変化球を投げられた場合は、“子供に任せているから”と親子が自立していることを伝えるといいでしょう」(河崎さん)
【お題】「ワンちゃん、触らせて~(あるいは「お子さん、触らせて」)」
【賢人の回答例】
「噛むけどね」(野原さん)
「かわいい、かわいい、してもらい~(素直に受け取りつつ、攻撃的になるか、噛まない子かを伝えます)」(さゆり)
「ごめんなさいね、うちのコ、家族以外はダメなの!」(河崎さん)
「(かなり大きな声で)あー! 人見知りでビックリしちゃうかも(こう言いながら離れる。どうしても触られたくないときは、驚いた人を演じて、相手もビックリさせます)」(横澤)
【アドバイス】相手が納得する理由とセットでお断りする
「見ず知らずの人に、大切な存在を勝手に触られるのは不安で怖いものです。まず、“あ!”と相手の興味をそらせて時間を稼いでから、相手が納得する理由を添えて断るといいですよ。ペットの場合、“慣れていない人だと噛みつく可能性があるのでごめんなさいね”など。お子さんの場合、“(かわいいと言ってくれて)ありがとうございます。人見知りなので、すいません”“予防接種がまだなのでごめんなさい”など」(森さん)