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1.8人に1人が罹る「がん」への備え がん保険と最新検査法の活用を

がん早期発見の最新チェック法

がん早期発見の最新チェック法

旧来型のがん健診より最新がんチェック法

 どう対処すべきか? ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんは、「がんの早期発見の努力を怠らないこと。62才の私はそれを実践中です」と話す。

 長尾さんが実践する最新のがん早期発見法が、別掲表にある4つだ。

「いま日本で実施されているがん検診の多くは、がんが大きくならないと見つからず、部位別に調べないとわからない不便さがあります。ですが、PET検査やアミノインデックスリスクスクリーニング、N-NOSE、サリバチェッカーなど、比較的リーズナブルで手軽に検査できるものが次々に登場しています」

 これらの検査ですべてのがんが見つかるわけではないが、がんの可能性が高いとの判定が出れば、精密検査をし、早期に罹患部位を発見できる。小さい子供のいる家庭では死亡保障は重要だが、子供が独立した年代は、がん保険に切り替える必要がありそうだ。

【プロフィール】
篠原拓也さん/ニッセイ基礎研究所主席研究員。リスク管理の研究、保険商品の収益性やリスクの評価、社会保障制度の調査などを行う。著書に『できる人は統計思考で判断する』(三笠書房)など。

長尾義弘さん/ファイナンシャルプランナー。NEO企画代表。最新刊に『運用はいっさい無し!60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)など著書多数。

イラスト/亀川秀樹

※女性セブン2021年11月25日号

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