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「パチスロ6.2号機」の注目機種が続々登場 出玉規制緩和の手応えは?

6.2号機の登場でパチスロ業界に変革は起きるのか(イメージ)

6.2号機の登場でパチスロ業界に変革は起きるのか(イメージ)

 ユーザー離れが進んでいるというパチスロ業界が、徐々に動き始めている。来年1月いっぱいでの「5号機」完全撤去に向けて、いよいよ完全な「6号機」の時代が近づくなか、今年9月から出玉性能の規制が緩和された「6.2号機」が登場した。この機種は今までと何が違うのか、苦境が続くパチスロ業界にどんな影響があるのか、探った。

 2018年2月に国家公安委員会が定めたパチスロ機に関する規則が改定されて、登場した6号機。5号機時代との大きな違いは、連続した最大出玉2400枚に制限されたことと、出玉を増やす機能であるAT(アシストタイム)やART(アシストリプレイタイム)の抽選を行う“有利区間”が最大1500ゲームに制限されたことだ。自主規制のルールが変わったことで、6.2号機は有利区間の最大ゲーム数が3000ゲームになった。パチスロ業界に詳しいジャーナリスト・藤井夏樹氏はこう話す。

「最初期の6号機は1000円あたりで回せるゲーム数(ベース)が50ゲーム程度になっていて、少ないお金で長く遊べる仕様になっていたんですが、その分出玉が少なくなっている機種が多かったんです。それが6.1号機になって、ベースが1000円あたり35~40ゲームくらいに下がり、多少の出玉のメリハリを付けられるようになりました。しかし、残念ながらまだ大ヒット機種は生まれていません。

 また、6.1号機までは、ATやARTの途中で1500ゲームの有利区間が終わってしまい、最大出玉の2400枚を取り切れないというケースも多く、その点がユーザーにとっては大きなデメリットだったのです。しかし、6.2号機では有利区間が3000ゲームになったことで、2400枚を取り切る前に有利区間が終わるということがほぼなくなってます。これこそが6.2号機の最大のメリットといえるでしょう」

 今年9月には『パチスロ うしおととら 雷槍一閃』(Daiichi)、『マジカルハロウィン~Trick or Treat!~』(コナミアミューズメント)といった6.2号機がデビュー。そして、11月には『パチスロANEMONE 交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTON』(サミー)、『パチスロ戦国乙女 暁の関ヶ原 -DARKNESS-』(オリンピア)、『パチスロGANTZ極 THE SURVIVAL GAME』(エフ)など、注目の6.2号機もホールに登場している。

「特に注目なのが『パチスロANEMONE』です。パチスロの『エウレカセブン』シリーズは熱心なファンも多く、過去の機種は軒並み人気となっています。この『パチスロANEMONE』のユーザー評価次第で、今後の6.2号機の未来が変わってくると言っても過言ではないでしょう」(藤井氏)

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