家計

新マイナポイント「最大2万円分」を満額受け取るための基礎知識

マイナンバーカードはスマホでも申請可能(イメージ)

マイナンバーカードはスマホでも申請可能(イメージ)

 政府が保有者に対して「最大2万円分のポイント」を付与することを打ち出したことで、改めて「マイナンバーカード」に注目が集まっている。与党は新たにマイナポイントを申請すると5000円分、健康保険証の利用登録と預貯金口座の登録でそれぞれ7500円分のポイントが付与されるという内容で合意し、すでに自治体の窓口には問い合わせが急増しているという。

 2万ポイントを確実に受け取る方法について、消費生活アドバイザーの丸山晴美氏が解説する。

「まずはマイナンバーカードの取得が必須。申請には、すでに送付されている『個人番号通知書』に記されている23桁の申請書IDと生年月日、電話番号、メールアドレス、本人の顔写真が必要です。スマホやパソコンがあれば自宅で簡単に登録できますが、ない場合は街の証明写真機か、役所から取り寄せた手書き用の申請書でも申し込みが可能です」

 スマホがあるなら、自撮りした写真とともに専用サイトで登録を行なう。市区町村役場から手書き用申請書を取り寄せた場合は、必要事項を記入して役所に送付する。もしも申請書IDが記入された通知書が手元に見当たらない場合、市区町村役場の窓口で入手できる。

 マイナンバーカードの申請から約1か月で「交付通知書」が役所から届くので、運転免許証などの本人確認書類を持って役所に受け取りに行く。そこで4桁の暗証番号を設定すると、マイナポイントへの登録が可能になるが、注意が必要だ。

「勘違いしやすいのですが、マイナンバーカードを作れば5000円分のポイントが自動で付与されるわけではありません。対象となる電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスのいずれか1つをマイナンバーカードに紐づけないといけません。その上で、買い物やチャージなどで2万円分を使うとその25%、最大5000円分のポイントが付与されるのです」(丸山氏)

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