オーソドックスなファミリーマート
ファミリーマートでも「ジューシーハムサンド」が販売されており、こちらの価格も同じく270円だ。3個入り1パックで296kcalと、3社でもっとも低カロリーだが、1パックの重量を計測したところ、139gで最も重かった。
パンを開くと、薄めのハムが4枚挟まれており、きゅうりの量も3社でもっとも多め。
「マヨネーズの味付けは意外とあっさりしているし、ハムの食感も予想通り。全体的な印象としては3社でもっともオーソドックスで、パンチがあるタイプではないものの、ハムサンドとしてのバランスはいちばんかもしれません」
コンビニ3社のジューシーハムサンドを食べ比べた記者Aは、この3つの商品をどう見るのか。
「“ハム感”が強いセブン、“厚み”を見せるローソン、“シンプル”なファミマと、それぞれの個性がある。ただ、価格は同じだし、カロリーもほとんど同じで、ボリューム感もあまり変わらない。“コスパ”の面では横並びだと思います。
ちなみに、コンビニのサンドイッチというと、見えている部分にしか具材が入ってないというパターンもよくあるんですが、ハムサンドに限ってはしっかりパン全面にわたってハムが入っています。そういう意味では“騙された”という印象はまったくないので、安心感はありますね」
コンビニの「ジューシーハムサンド」が、長年にわたって定番商品となっている裏側には、そんな誠実さがあるのかもしれない。