こんな“引きの強さ”もあった。
「ある時、テレビ制作会社の人が訪ねてきて、“ドラマ『ふぞろいの林檎たち』のオープニング映像を撮りたいから社屋の屋上を貸してください”と頼まれたんです。あのリンゴを放り投げる有名なオープニングは、弊社の屋上で撮影しました(笑)」(同前)
経済誌『経済界』編集局長の関慎夫氏が語る。
「百寿企業を一覧すると、地元の顧客の信用第一や得意な分野に特化といった形態の企業が多い。これはコロナ不況で落ち込んだ企業が再度躍進するヒントにもなると思います」
ちなみに弊社・小学館も今年、創業100周年を迎えた。“同い年”企業とともに、100年後も顧客に愛される企業を目指していく──。
※週刊ポスト2022年1月14・21日号