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【ドル円週間見通し】リスク選好的な円売りが拡大する可能性は低いか

今週のドル円はどう動く?

今週のドル円はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが1月17日~1月21日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は伸び悩みか。今月25-26日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようと、リスク選好的なドル買いは入りづらい展開となりそうだ。ただ、米インフレ指標の高水準を背景に連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化への期待感が続き、金利高を意識してドル売りは抑制される可能性がある。ただ、FRBによる早急な金融引き締めの思惑は世界的な株安につながるとみられ、リスク選好的な円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられている。主要国の株安を嫌って新興諸国や資源国通貨に対する円買いが増える可能性があることも、ドル円の相場動向に影響を与えそうだ。

 一方、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は域内の物価上昇に懸念を示し、ユーロ圏の金利先高観はやや強まる可能性が残されている。この影響でユーロ買い・米ドル売りが増えた場合、ドル円の取引でもドル売りが優勢となる可能性があるため、目先的にはユーロ・ドルの相場動向にも注意を払う必要がありそうだ。

【米・12月住宅着工件数】(19日発表予定)
 19日発表の2021年12月住宅着工件数(年率換算)は165万件と、11月の167.9万件をやや下回る見通し。住宅関連指標はまちまちだが、比較的高水準で安定的に推移すれば消費の好調さが確認される。

【米・1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数】(20日発表予定)
 20日発表の1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は21.0と、前月の15.4を上回る見通し。製造業の堅調さが維持されれば、景況感の改善を好感した株高・金利高・ドル高の可能性に振れやすい。

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