家計

スーパー、100均で損しないための買い物術 節約上手は「費用対効果」を重視

ソレダメ!逆効果な節約25

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 何より、ただ「安い」というだけで飛びついてはいけない。家計再生コンサルタントの横山光昭さんが指摘する。

「どんなものでも安いものには理由があります。例えば、わが家では海外製の安い美容家電の出力が弱くて使えず、結局それは一度も役に立たないまま、高価な国内メーカーのものに買い替えたことがあります。すべてではありませんが、家電や洋服などには特にその傾向がある」

 最近人気を集めている激安海外ファッション通販などは「結婚式で着られそうなワンピースを1000円で買ったら、網戸のような素材のレースでできたスケスケの“服のようなもの”が届いた」「流行の白いスニーカーが割引になっていたので注文したら、地下足袋のようなものが届いた」など、ものによっては写真詐欺としか言えないような事態になることも。

「100均なら何でも安い」の考えは要注意

 消費生活アドバイザーの丸山晴美さんは、100円ショップにも注意が必要と話す。

「キッチンペーパーやティッシュペーパー、ヘアゴムなどは、100均と比べれば割高になりますが、ドラッグストアで買った方が量が多く、耐久性も高い。100均なら何でも安いと思い込んで買うのは考えものです」

 また、100円とはいえ、品質が悪ければ、それは安物買いの銭失い。年末年始は衣料品などのセールも多かったが、割引や福袋も、本当に得することは少ない。

「“50%オフ”“2枚目は半額”といったセールで、本当に好みのデザインのものや、サイズがぴったり合うものを見つけるのは難しい。安いからと妥協して買ったところで、すぐにたんすの肥やしになってしまう」(丸山さん・以下同)

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