家計

スーパー、100均で損しないための買い物術 節約上手は「費用対効果」を重視

本当に「お金を出しても損しないもの」はこう見極める

本当に「お金を出しても損しないもの」はこう見極める

 数年前から大人気の業務スーパーやコストコも、買い方によってはムダ遣いのもとになる。安いからといってテレビなどで話題の商品を爆買いして後悔する人も多い。

「業務スーパーやコストコの商品は、冷凍品が多い。買ったところで冷凍庫に入り切らず、量も多くて食べ切れず、ムダにしがち。もし口に合わずに期限が切れれば捨てることになるため、安さにつられて買いすぎないことです」

 日々、1円でも安いものを求めてスーパーをはしごするのは、一見正しい節約方法に見えるが、現実的ではない。

「そもそも“頑張って節約しよう”と思って時間をかけている時点で、疲れて続けられなくなったり、リバウンドで衝動買いしてしまう。私なら、仮に20分を買い物に使うくらいなら、その時間を使って別の仕事や家事を進めたり、投資の勉強をする方がいいと考えます」(生方さん)

タイムセールや半額シールは“客寄せパンダ”

 感染予防の観点からも、買い物の回数は少ない方がいい。スーパーでの買い物は多くても週2回までにし、その中で、店舗ごとの割引デーなどに狙いを定めるのが賢いやり方だ。

「店内ではカートを使わず、買い物かごは手に持ちましょう。1人で持てるくらいの重さなら、1回の買い物は2000円程度で済むはずです。店に入ったら、まず吟味すべきなのは、入り口付近にある野菜から。肉や魚といったメインの食材ではなく、そのとき安い野菜をいくつか買って副菜を作り置きし、メインは安い豚こま肉か旬の安価な魚介類で固定するのが、最近の節約上手な人たちの傾向。以前は安い肉といえば鶏胸肉でしたが、いまは値上がりしているので、安いメイン食材には、豚こま肉かひき肉がおすすめです」(丸山さん・以下同)

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