ライティング業務は単価もピンキリ
WEBライターには、「クラウドソーシング」という手段もある。クラウドソーシングとは、企業がインターネット上で不特定多数の人に向けて仕事やアイディアを募集し、最もニーズに合致した人材に業務を委託するシステムのこと。代表的なクラウドソーシング求人サイトには、「ランサーズ」や「クラウドワークス」がある。
クラウドソーシングを利用している主婦ライターのまいさんが業務内容を説明する。
「クラウドソーシングの中にも、さらにさまざまな仕事があり、ネット記事などの作成以外に、データ入力、インタビューの文字起こしなどもあります。
珍しいものだと、YouTubeの動画を制作する際のシナリオの執筆などもあります。いま、YouTubeは個人ではなく、数名のチームで動画を制作しているケースが多く、動画の編集作業とシナリオは分業で行っていることが多いのです。ほかにもYouTube関連で、過去に司会業をしていた人が、動画のナレーションをして稼いでいることもあります」(まいさん・以下同)
副業としてWEBライターがこれほど人気になっているのは、仕事の種類と数がとにかく豊富で、パソコンさえ使えれば誰でも必ず稼げる案件が見つかることが理由だろう。ただし、注意点もある。
「ライティング業務は数が多いからこそ、単価もピンキリです。1文字0.2円と単価の低い仕事の場合は、5000字以上書いても1000円程度にしかならず、労力のわりには稼げません。WEBライターの仕事を選ぶ際は、得意ジャンルや資格がある分野に対する案件で、1文字1円以上のものを選ぶようにした方がいいでしょう」
※女性セブン2022年2月10日号