今年こそは副業を──と思いながら、「条件に合う仕事がない」「両立するのが難しそう」など、躊躇している人もいるのでは。しかしいま、副業は幅広く進化しており、自分の得意なことを活かせる仕事はきっと見つかるはずだ。
最近は、趣味で一眼レフカメラを持っている人も多い。写真を撮るのが好きなら、こんな仕事もある。ライターの小嶋あきらさんは、撮りためた写真を専用の販売サイトで売って収入を得ている。
「私が利用しているサイトは『Adobe Stock』です。販売単価は安めですが、登録の審査が簡単。300枚ほど登録したところ、1年間で4000円程度の売り上げがありました。これは1回限りの収入ではなく、登録している限り、その写真が売れるたびに収入を得られます。自分が撮った写真の中では、祭り、動物、季節ものは需要がある。カメラが趣味なら試してみる価値はあると思います」(小嶋さん・以下同)
副業として、すっかり定番となった「ヤフーオークション」「メルカリ」への出品の人気も根強い。最近は「昭和レトロ」なアイテムの人気が高騰中だ。
「1980年代製のオーディオなどは、出品されるとすぐに売り切れてしまいます。自宅に不要なものがあったら、捨てるのではなく、ヤフオクやメルカリなどに出品することを習慣化すべきです」
「minne」など、ハンドメイド品の販売サイトも根強く人気だが、ただ出品すればいいと思っていたら損をする。「副業クエスト100 お金を稼ぐための100の方法」というブログを運営し、月300万円以上の収入を得ているカリスマブロガーのきぐちさんが指摘する。
「ブログやSNSを使ってうまく宣伝することも大事です。ツイッターやインスタグラムで影響力を育てていけば、自分の作った作品も売れやすくなる。SNS時代のいまは、そうした工夫で売り上げが劇的に伸びる可能性があります」