支出管理の基本は、やはり家計簿をつけること。毎日つけるのが理想だが、1日ごとの予算まできっちり決めているのでなければ、あまり意味がない。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんが話す。
「固定費は毎月ほぼ変わらないので、家計簿で管理する必要があるのは、食費や日用品費などの変動費のみです。わざわざ記録しなくても、1日5分、その日のレシートを見て振り返るだけでも充分です」(丸山さん)
そうして貯めたお金は、できればリスクの少ないつみたて投資などに回して増やしたい。生方さんは、節約だけで600万円近く貯め、それを元手に資産を増やした。
「浮いたお金はすべて銀行に預けていましたが、現在は0.001%ほどの超低金利。銀行に置いておくのは損だと考え、投資の勉強を始め、資産を2億円まで増やしました」(生方さん・以下同)