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つみたてNISAや一般NISAを始めるために 金融機関、商品選びのポイント

つみたてNISAや一般NISAを始める際は、どんな点に注意すべきか(イメージ)

つみたてNISAや一般NISAを始める際は、どんな点に注意すべきか(イメージ)

 予期せぬ新型コロナウイルスの世界的流行など、先行き不透明だからこそ、今から資産運用をしておこうと考える人が増えている。金融庁の発表によると、2020年3月末時点で約219万だったつみたてNISAの口座数が、2021年9月末で、2倍以上の472万口座に急増した。

 つみたてNISAとは、毎月一定額を対象の金融商品(投資信託)に積み立てていく少額投資制度のこと。お金を運用の専門家に預けて手数料を支払うことで株式や債券などに投資・運用してもらい、預けた金額に応じて運用益を受け取れる仕組みだ。年間40万円まで、最長20年間非課税で運用できるのが大きな魅力。

 つみたてNISAは長期・積立・分散投資が基本である一方で、よりハイリスク・ハイリターンな個別株を年間120万円まで、5年間非課税で運用できる「一般NISA」もある。

 つみたてNISAと一般NISAは2024年に制度が変わる。これまで、つみたてNISAで非課税になるのは、2037年までに投資した分が対象だった。それが今回の改正で、2042年まで非課税で新規投資できるようになった。つまり、2022年につみたてNISAを始めることで、非課税で投資できる金額が多くなるので、制度の変更の前に始めた方がお得なのだ。

 では、いまからつみたてNISAか一般NISAを始めるには、まず何をすべきか。どちらを選ぶ場合も、口座開設までは意外と簡単。まず、会社や銀行などの金融機関で証券口座を開設するのが第一歩だ。

 つみたてNISAの対象商品は、金融庁が厳選した“手数料が安く、長期・積立・分散投資に適した投資信託205本(1月28日時点)”だが、金融機関によっては、つみたてNISAの205本の投資信託がすべてそろっているわけではないので、まずはNISA以外の取引も含めた手数料の安さのほか、取り扱う商品のバリエーションで絞り込む。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが言う。

「つみたてNISAしかしないつもりなら、取扱本数は少ないですが、なじみのあるメガバンクで大丈夫。一方、いずれ本格的な投資を考えているのであれば、手数料が安くてセールスが少ないネット証券を。中でも2強と呼ばれるSBI証券と楽天証券は、商品ラインアップも多く、手数料も特に安い。SBI証券はTポイントやPontaポイント、楽天証券は楽天ポイントが貯まり、ポイントを使った投資もできます」(風呂内さん)

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