投資

つみたてNISAや一般NISAを始めるために 金融機関、商品選びのポイント

2024年スタートの新NISAの仕組み

2024年スタートの新NISAの仕組み

 次に、積み立ての最低金額をチェック。金融機関によっては、ひと月100円から始められるところもあれば、最低金額が高いところもある。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんが言う。

「楽天証券など、ネット銀行は100円から始められるところが多い印象です。一方、メガバンクなどには、最低1万円からというところも。長期の積み立ては長く続けることが大前提なので、最低金額が高すぎて続けられなくなっては本末転倒です。月々どれくらいなら投資に回せるか、あらかじめ予算の見通しを立ててから選んでほしい」(鈴木さん)

 NISA口座を開設したら、商品を選ぶ。決め手になるのは、「信託報酬」と「純資産額」だ。

「信託報酬とは、毎年かかる手数料のこと。純資産額は、その商品にどれだけ多くのお金が集まっているかの実績を示すものです。信託報酬が低く(手数料が安い)、純資産額が高い(より多くのお金が集まっている)ものがよいでしょう」(風呂内さん)

 つみたてNISAの商品なら、株式だけでなく債券にも自動的に分散投資されるバランスファンドは、手数料は多少上がるものの、信託報酬も安く、よりリスクが抑えられる。

 商品を選んで投資したら、あとは基本ほったらかしでOK。株価の上下に一喜一憂せず、“寝て待つ”のが、積立投資のいちばんのコツだ。

 ローリスクのコツコツ投資は、とにかく早く始めた者勝ちと言う側面もあるだろう。

※女性セブン2022年2月17・24日号

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