ケンタッキーフライドチキンといえば、伝統的な調理法を受け継ぐ「オリジナルチキン」が最大の人気メニュー。柔らかい衣で包まれたスパイシーなフライドチキンは多くのファンに愛されているが、一方でケンタッキーフライドチキンの“サンド”こそを愛するファンもいる。ファストフード事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「現在、ケンタッキーフライドチキンでは『チキンフィレサンド』と『和風チキンカツサンド』という2つの“サンド”が販売。種類こそ少ないのですが、他のファストフードとは異なる魅力を持ったケンタッキーならではのサンドとして長く愛されています。ちなみに、期間限定のサンドとしては『月見サンド』『やみつきチキン南蛮サンド』などといった商品もありますが、不動の定番として残っているのは『チキンフィレサンド』と『和風チキンカツサンド』の2つです」
そこで、マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者Aが、ケンタッキーフライドチキンの2つのサンドを実食し、その魅力に迫る。
食べやすくシンプルな「チキンフィレサンド」
まずは『チキンフィレサンド』。単品の価格は390円で、『ポテトS』と『ドリンクM』とセットでは700円だ。重量を実測したところ、139gだった。
「まず感じたのは、バンズがふんわりと柔らかい点。ほかのハンバーガーチェーンではあまりないタイプだと思います。しっとりとした食感が印象的です」(記者A・以下同)
公式サイトの説明文によると、〈全粒粉バンズに11 種類のハーブ&スパイスでソフトでジューシーに仕上げた国内産チキンフィレ、レタス、オリーブオイル入りマヨソース〉を挟んでいるという。
「骨なしのチキンは、衣がサクサクでスパイシー。オリジナルチキンとはまた異なる食感がいいですね。レタスがたっぷり入っているのもうれしい。マヨネーズソースがしっかりと主張していて、食べごたえがあります。チキンのおいしさも充分に楽しめるし、食べやすさもあり、シンプルながらもバランスがいいサンドだと思います」