メニュー表の裏面に手書きで書かれているカレーを注文すると、中華スープとともにものの5分で着丼。盛り付けは、カレールーが白米を隠すように全体にかかっている「中華丼スタイル」だ。
店主に話を聞くと、「調理方法もほとんど中華丼と一緒です」と気さくに答えてくれた。
「大きめにカットしたたまねぎ、にんじん、豚バラ肉を中華炒めの要領で炒め、ラーメン用のスープで割り、カレー粉で味をつけて片栗粉でとろみをつける。うちは隠し味に豆板醤を使用しています。他の中華炒めと唯一違うのは、鉄鍋の掃除がちょっとだけ大変なこと(笑)。もともと裏メニューだったけど、今では看板メニューのようになって、多くのお客さんが注文してくださいます」
「町中華のカレー」は、今日も人々に満腹と笑顔を与え続けている。