新光電気工業(東証1部・6967)
新光電気工業は、IC(集積回路)などの半導体パッケージに使われるリードフレームやフリップチップ(FC)パッケージ、半導体製造装置に使用されるセラミック静電チャックなどの設計・製造・販売を手掛けており、半導体に関連する複数の製品で高シェアを有している。次世代製品や技術が次々と誕生する中、半導体市場は依然力強い成長を見せており、同社もその追い風を受けた成長が見込まれる。
東京エレクトロン(東証1部・8035)
半導体の前工程製造装置で世界シェア4位を誇る世界的企業。特に半導体製造における前工程を強みとし、同市場において世界トップクラスのポジションを構築している。事業環境は極めて良好で、これまで半導体関連市場を牽引してきたパソコン、インターネット、モバイルに加え、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)、ビッグデータ、自動運転、個別化医療など、新たな用途での需要拡大による市場成長が見込まれる。
マネジメントソリューションズ(東証1部・7033)
マネジメントソリューションズは、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)支援に特化したコンサルティング会社で、企業におけるプロジェクトのマネジメント支援を主な事業としている。近年、デジタル化やグローバル化を背景に企業のプロジェクト数は激増しており、大企業を中心にプロジェクトマネージャーを支援する組織、PMOを設置する事例が増加。同社は、その潮流にいち早く乗ったPMOの草分けとしてポジションを確立している。
事業環境は非常に良好で、DX(デジタルトランスフォーメーション)需要の拡大をはじめとする社内変革ニーズの高まりが追い風となっている。この追い風は中長期的に堅調推移すると予想されており、同社はその恩恵を大きく享受できる立場にある。
アドテックプラズマテクノロジー(東証2部・6668)
アドテックプラズマテクノロジーは、液晶基板、半導体の製造に搭載する高周波プラズマ電源装置の最大手企業。半導体向け高周波プラズマ電源装置では業界トップシェアを誇り、電源装置と組み合わせて使用するマッチングユニットや計測器などの設計・製造・販売も行なっている。
具体的には、プラズマ用高周波電源「TXシリーズ」は従来のサイズから3分の1の軽量化に成功した業界随一のコンパクトモデルで、国内18%、世界でも5%のシェアを占める。成長市場において、ニッチながらもトップシェアを獲得しており、中長期的に需要を取り込んで行けるだろう。