新型コロナで苦しんだ飲食業は、感染縮小を境に大繁盛に転じそうだ。居酒屋ライターの塩見なゆさんが指摘する。
「昨年秋、緊急事態宣言が明けた後、思っていたほど消費が伸びなかった飲食業界は、アフターコロナでシェアを取るため商品価値を高めるメニュー開発に励んでいます。感染拡大中はブランドイメージにマイナスになるのでキャンペーンを控える大手ですが、感染者が減少したところで反攻に転じ、引きこもった人たちを引っ張り出す大幅な割引が行われるでしょう。中小の居酒屋はビールメーカーなどの協賛で、ドリンク類の割引を積極的に行うはずです」
コロナ禍では人気店の予約が取りやすくなったが、今後はそうはいかない。
「第6波収束以降はなんとなく外食する人が減り、これまで以上に“この店に行きたい”という人が増え、人気店の予約がパンクするとみられます。食べログで評価の高い店や長年やっている人気店、観光地の有名店などは一層の混雑が予想されるので、いまが人気店を予約するベストタイミング。特に土日や連休中は予約が必須で、私もいくつか予約しました」(塩見さん)
※女性セブン2022年3月3日号