キャリア

コロナ禍の就活戦略、内定取れる人とそうでない人の差がつく3つのポイント

模擬面接を繰り返し、アウトプットの機会を増やす

 2つ目のポイントは、アウトプットの機会の確保だ。アウトプットとは、学んだこと、経験したことを実践の場で新たに生み出すこと。インプット情報が氾濫している一方でアウトプットの機会は格段に少なく、面接本番のみという就活生も少なくない。対面接触の機会が減ったことにより、さらに差がつきやすくなっている。

「内定を複数獲得するなど成功している就活生は、友人ネットワークや就活サロンなどのサービスも上手く活用し模擬面接やES(エントリーシート)添削の機会を多く確保しています。多少雑でもいいので、とにかくアウトプットの機会を増やし、経験を重ねることでかなり差をつけることができます」(サスケ氏)

 トプシューがおすすめしているのは、仲間同士で行う模擬面接。就活生役だけでなく面接官役も担当することで、就活生役の仲間の良い点・悪い点を発見し、面接官がどこを評価しているのか意識することができる。反省・改善のプロセスを加えながら、何度も模擬面接を行うことで“戦闘力”を伸ばせるという。

模擬面接を本番の役に立てるには

模擬面接を本番の役に立てるには

「可能ならば、大学4年生の4月以降は1日1回、模擬面接の予定を入れてほしいですね。面接は15分ずつ、評価のフィードバックも忘れずに。模擬面接を極めるコツは、まず質問の仕方を変えること。例えば『あなたの短所は?』は『苦手なことは?』『弱みは?』に変えられます。2つ目に、何度も深掘ること。1つの回答に対して3回以上深掘りしたいですね。ES添削はさまざまな人にチェックしてもらってレベルアップさせましょう。ポイントは、結論ファースト。短くわかりやすい文章。改行や見出しなど読みやすいビジュアルなどです」(サスケ氏)

 近年はオンライン面接が増え、コロナが収まったとしても1次、2次はオンライン面接を継続するという企業も多そうだ。対面面接、オンライン面接の両方についてトレーニングをして慣れておきたい。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。