長谷さんは、気に入った箱や缶を棚に飾り、オブジェとして楽しむそう。
「1か月ほど飾ったら処分し、新しいものに入れ替えます。どんなにかわいいものでも、時間が経つと色あせてくるのが常。『気が済むまで愛でたら手放す』ことに挑戦すると、案外執着がなくなります」
そして、薄い分取っておきやすいのが紙袋だ。
「あらゆるお宅のすき間というすき間から、まあ出てきますね(笑い)。人は、目の前からものがなくなると片づけたと錯覚するのです。折れ曲がったりほこりをかぶったりしたものはさすがに使えないので処分し、本当に使いたいものだけを手元に置くことをおすすめします。
エルメスやシャネルなどハイブランドの紙袋は、メルカリで売れたり、『エコリング』などのリサイクルショップで買い取ってくれるので、眠らせておくなら売ってしまうのも手。紙袋や空き箱は、本来運搬用の道具。家に着いた時点でその役割を終えたものだと思えば、割り切って処分できるかも」
【プロフィール】
長谷由美子さん/整理収納アドバイザー、インテリアアドバイザー。https://www.foryourlife.site/
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2022年3月10日号