思い出の品を残しておくのは心理的によくないのか?
「それを見ていい感情になるなら持っていても問題ありませんが、捨てたいのに捨てられないという人は、その品に負の感情を抱いている可能性があります」
やはり、捨てるしかない?
「捨てなくても、たとえば置きっぱなしのものを移動するとか、いちばん好きな本を取りやすいところに並べ替えるとか、少しでも動かしてみることが大事です。過去思考の人は心身の動きが少ないので、動かすことで心が変化していくのです。
そして、“これから自分はどうしたいか”を考える時間を増やしていきましょう。その時間が増えれば感情の質が上がり、『これはいまの私には必要ないかな』と判断できるようになります」
心が整うと、おのずと部屋も整ってくるそうだ。
【プロフィール】
藤岡聖子さん/片づけ波動セラピスト、整理収納アドバイザー、風水カウンセラー。https://seirist.jp
伊藤勇司さん/片づけ心理研究家、空間心理カウンセラー。著書に『あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから』など。『改訂版 部屋は自分の心を映す鏡でした。』が3月14日に発売予定。https://www.heya-kokoro.com
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2022年3月10日号