ドラマで見た「白線流し」などの伝統の卒業行事は、いまも行われている?
1996年に放送されたドラマ『白線流し』(フジテレビ系)で、この卒業行事を知った人も多い。実際に行っているのは岐阜県高山市にある県立斐太高校で、70年以上の歴史を誇る伝統行事だ。例年3月1日の卒業式後、高校前を流れる大八賀川で卒業生が学帽の白線とセーラー服のスカーフを一本に結びつけ、川に流して友情を誓う。川を汚さぬよう白線は下流で回収する。今年も273名の卒業生が参加し行われた。このほか、卒業記念に完歩会やナイトウオーク、マラソン、仮装卒業式などを行う学校もある。
いまどきの高校生が卒業記念によく行う定番イベントは?
●「SNS映えする高校の卒業式」の定番イベント
【第1位】制服をみんなで投げる 67.0%
【第1位】黒板アート(寄せ書き含む) 67.0%
【第3位】当日の写真撮影 51.3%
【第4位】好きな人から花束をもらう・あげる 49.6%
【第5位】寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバム等) 36.5%
(トレンダーズ「2021年 高校の卒業トレンド調査」より。上位5位まで)
上記調査によると、「卒業の思い出SNS投稿にこだわりたい」という現役高校生の割合は、84.3%を占める。令和時代の高校生にとっては、記念撮影もSNSで“映える”かどうかが重要に。みんなで制服を空中に投げる〈制服バイバイ〉がインスタグラムなどのSNS投稿で増えている。
※女性セブン2022年3月31日号