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【ドル円週間見通し】底堅い値動きか 日米金利差の拡大を想定したドル買いも

・3月21日-25日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)2月新築住宅販売件数 23日(水)午後11時発表予定
・予想は81.4万戸
 参考となる1月実績は80.1万戸。住宅ローン金利と価格の上昇を受けて住宅取得の意欲は低下したことから販売件数は12月実績を下回った。2月については、1月に減少した反動でやや増加する可能性がある。ただ、住宅ローン金利は低下していないことから、1月実績を大幅に上回る可能性は低いとみられる。

○(欧)3月IHSマークイットユーロ圏製造業PMI 24日(木)午後6時発表予定
・予想は56.0
 供給制約の影響は消えていないこと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻やロシアに対する経済制裁の影響が強まり、欧州経済の減速が警戒されていることから、3月実績は悪化する可能性が高いとみられる。

○(米)2月耐久財受注 24日(木)午後9時30分発表予定
・予想は前月比-0.6%
 参考となる1月実績は予想以上の増加。民間航空機・同部品、機械などの受注増が目立った。企業の設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」(コア資本財)の受注も増加。2月については全体の数字は1月の反動で減少する可能性がある。

○(米)3月S&Pグローバルサービス業PMI 24日(木)午後10時45分発表予定
・予想は56.0
 参考となる2月実績は56.5。2月は受注が増加したが、投入資材の価格上昇は続いていた。3月についてもこの状況は変わらないが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響が表面化するとみられており、2月実績を下回る可能性が高いとみられる。 

○その他の主な経済指標の発表予定
・22日(火):(欧)1月ユーロ圏経常収支
・23日(水):(英)2月消費者物価指数
・24日(木):(独)3月IHSマークイット製造業PMI、(欧)3月IHSマークイットユーロ圏サービス業PMI、(米)3月S&Pグローバル製造業PMI
・25日(金):(英)2月小売売上高、(独)3月IFO企業景況感

【予想レンジ】
・117円00銭-120円00銭

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