働きながら治療を続ける場合は、ウイッグなどが必要となるケースも。外見がよく見えるものを選ぶと40万円以上かかる。
このほかにも、がんの手術痕を隠すためのファンデーションなど、外見ケア用品も欠かせない。
「こうした出費も考えてがんに備えると安心です。というのも、身体的な苦痛があるうえにお金の心配までしていたら心にまで負担がかかり、治療に専念できません」(賢見さん)
自治体によっては、ひとり親家庭の医療費を助成する「ひとり親家庭等医療費助成」や、ウイッグや胸部の補正下着などの購入費用を助成する制度などがあるので必要に応じて活用したい。
取材・文/上村久留美
※女性セブン2022年3月31日号