材料費が高い分、当然価格も上がるが、普段は食べられないネタを食べられるという点で客の満足度は高いという。
「いまの回転寿司は安ければいいというわけではありません。客もおいしいものを求めてきますから、店は飽きられないように原価率が高いレア商品を登場させています。こうしたネタは、仕入れ交渉も難しく手間も甚大です」
1貫数百円で出せるのはどう考えても破格の安さなのだ。
寿司ネタによってもコスパは変わってくる。主なメニューを比較してみよう。
【うに×まぐろ】
「まぐろは1本買いして店でさばくケースが多く、質・価格の面からもお得。しかし、うには今後食べられなくなる可能性が高いので、高価でも即注文を!」
【はまち×サーモン】
「はまちも、冷凍ではなく鮮魚を店でさばくため、質・価格の面からもお得だが、ロシアの影響でサーモンが入手困難になるため、食べられるうちに食べよう」