2022年6月
【注目イベント】
・FOMC(米連邦公開市場委員会)(6月14~15日)
FRBが開催する米国の金融政策を決定する会合。年8回開催のうち、3、6、9、12月に開かれる会合は政策金利などの予測を示すことなどから注目度が高い。
・日銀金融政策決定会合(6月16~17日)
日本銀行の政策委員会が金融政策に関する事項を決定する会合。年8回開催され、政策金利の上げ下げやETF(上場投資信託)の買い入れをはじめとして金融緩和策の方針などが決められる。日本の金融政策の舵取りを担う重要な会合。
【ワンポイントアドバイス】
・5月の決算を通過し、相場は企業業績中心の「決算プレー」から、投資家の買い(需要)と売り(供給)が影響する「需給中心の相場」へ。
・3月に利上げを決めたFOMCに続き、6月のFOMCも注目が集まる。
【注目テーマ】
・参院選に向けて国土強靭化やDX関連の注目が強まる可能性。伊藤忠テクノソリューションズ、NECなど老舗のDX関連銘柄に注目。
2022年7月
【注目イベント】
・参議院議員選挙(いずれかの日曜に投票予定)
参議院議員の任期は6年で3年ごとに定数(248人)の半数が改選される。今回は7月25日に任期満了となる議員が対象のため、その日までの日曜日に行なわれる予定で、10日が有力視されている。
【ワンポイントアドバイス】
・第1四半期決算のポイント通期見通しに対して高進捗率の企業や、上方修正を出す企業に注目。上方修正は連続することがある。
・日銀審議委員の人事7月23日に2人の審議委員が任期満了で交代。国内の金融政策に影響を与えるため注目。
【注目テーマ】
・経済再開により夏休み・お盆に向けて、旅行関連の予約件数の増加が見込まれる。JAL、ANA、エイチ・アイ・エスなどに注目。
2022年8月
【注目イベント】
・GDP2022年4~6月期発表(8月15日)
内閣府が四半期ごとに発表するGDP(国内総生産)の2022年4~6月期の成長率は、国内景気の動向を推しはかる重要な指標のひとつ。
【ワンポイントアドバイス】
・夏枯れ相場──国内に材料が出にくく、海外要因に左右されやすい時期。
・お盆の時期は国内の参加者が少なく、海外勢の一方的なドル売り円買いによる「円高」が進みやすい。
・第1四半期決算のポイント:7~8月にかけて発表が続き、通期見通しに対して高進捗率の企業や、上方修正を出す企業に注目。上方修正は連続することがある。
【注目テーマ】
・第1四半期決算の発表で、資源高に伴う電力会社の価格転嫁が確認できれば増収に転じる可能性がある。