郵便局のATMでは今年の1月17日以降、硬貨を伴った預け入れや払い戻しに手数料が発生するようになった。このため、小銭をスーパーのセルフレジへ大量に投入する人が増えたというニュースも目にする。
それでは、「宝くじ売り場」での硬貨の取り扱いはどうなっているのだろうか。宝くじ売り場の販売員に話を聞いたところ、以下のような実情がわかった。
■大量の硬貨での支払い
さすがに何百枚もの硬貨を使った支払いは、売り場にとって迷惑になる。「ただ、ジャンボ宝くじ10枚を買う場合、100円硬貨30枚で支払う程度であれば特に問題はありません」(販売員・以下同)との声もあった。
■1円や10円硬貨での支払い
宝くじの販売や換金の金額は100円単位のため「お客さまとのやりとりで1円や10円などの硬貨を使うことはほとんどありません」。そうした事情もあるので、小銭での支払いは歓迎されないようだ。
■記念硬貨での支払い
売り場によっては、売上金をATMで預金するというところもある。記念硬貨は機械では入金できないため、法律では支払いの際に使用可能となっているものの、「できれば遠慮してもらえるとありがたいです」。なお、2000円札での支払いについては、「問題ありません」とのこと。
■換金時の逆両替
ジャンボ宝くじの末等300円3枚(計900円)を換金する場合、「お客さまがお持ちの100円を出していただければ、1000円札でお渡しすることも可能です」という。お釣り用の100円硬貨が足りなくなることが防げるため、売り場としてありがたい面もあるようだ。
なお、売り場によっては、ここで紹介した回答に当てはまらないケースもあるだろう。それを踏まえて、売り場に迷惑をかけないよう、宝くじを楽しんでほしい。