家計

元国税職員芸人が教える節約ルール 収支を「見える化」、週単位でやりくりを

元国税職員芸人・さんきゅう倉田が実践してきた節約の秘訣とは?(イメージ)

元国税職員芸人・さんきゅう倉田が実践してきた節約の秘訣とは?(イメージ)

 就職、昇進、転勤──新生活が始まる4月は、ムダを見直し、お金が貯まる体質へ転換する絶好のチャンス。でも、何から始めたらいいのかわからない……。そんな人に向けて、貧乏体質から抜け出す方法を、元国税マン芸人・さんきゅう倉田に聞いた。今回は「セルフチェック編」と「節約編」。【全5回の第1回】

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【セルフチェック編】こんな“貧乏癖”から卒業しよう

 まずは以下のチェックリストを確認してほしい。

●お金の習慣チェックリスト
□週に3回以上「ATM」でお金をおろす
□財布にポイントカードが3枚以上入っている
□交通系電子マネーのチャージはいつも1000円ずつ
□欲しいと思うとリボ払いでも買ってしまう
□空き時間にスマホゲームに没頭する
□ギャンブルに時間とお金をつぎ込む
□フリマサイトで売ればいいと、ものを買いまくる
□毎日カフェラテを飲む
□財布にレシートや割引券が入っている
□来月の自分に「節約がんばれ」と思う

 上に挙げた10個の項目に、いくつ当てはまっただろうか? 実はこれ、お金の貯まらない人に多い“貧乏癖”。1つでも該当したら要注意だ。

「週に何度もATMでお金をおろせば手数料がかかります。また交通系電子マネーで1000円ずつチャージしていると改札で引っかかることも多く、時間をロスします。心当たりのある人は、小さなお金や時間を浪費していることになります」(倉田・以下同)

 ポイントカードには【1】不要な消費を招く、【2】財布が膨れやすい、【3】レジ前でもたつくなどのデメリットがある。リボ払いは、一見払いやすくても非常に金利が高く、借金苦の原因になりやすい。

「さらに、カフェラテを毎日飲むといった、小さな習慣をやめれば節約できるということを、“ラテ・ファクター”というのですが、自分が毎日買うちょっとしたものを見直してみるのも大事なことです」

 実際、“ラテった”つもりで貯金をすれば、ものを買わない生活が習慣化でき、自然にお金が貯まるようになるから侮れないのだ。

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