働き方が多様化するいま、スマホやパソコンひとつで、いつでもどこでも、自由に副収入を得られる時代だ。きちんとした資格がなくても、ちょっとした特技(スキル)を売り物にする「スキルシェアサービス」も広がりを見せている。
強み発掘コンサルタントの土谷愛さんは「フリーランスでの副業が増えているいま、そうした人たちをサポートする“副業する人を助ける副業”の需要が高まっています」と話す。
なかでも多いのは、インターネットで配信される記事を書くライティングの副業だ。健康、美容、ダイエット、恋愛、芸能、節約、投資……と、ジャンルは多岐にわたるため、得意分野を生かして執筆できるのも魅力だが、人気が高いだけあって玉石混交だ。
基本的に報酬は「1文字あたり0.3円」などと、単価が安い。それだと数千文字の記事を書いても500円程度にしかならず、よほどレベルの高い記事を書くか、数をこなさない限り、高い収入を得るのは難しい。
副業に詳しいファイナンシャルプランナーの飯田道子さんが話す。
「好きなことを副業にするなら、YouTubeやTikTokで発信する手もあります。ただ手料理をアップするだけで収益につながったケースもあるので、挑戦する価値はあるでしょう」
ウェブライターやYouTuberなどは激戦区だが、有名になれば一攫千金もあり得る、夢のある副業だ。強み発掘コンサルタントの土谷愛さんが言う。
「ただし、より多くの人に見てもらうためには、日々スキルを高めたり、常に新しいものを取り入れる必要があります。トレンドに敏感で新しいもの好きの人なら楽しめるでしょう」