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犬と猫の平均寿命はどんどん長く… 高齢ペットのための介護施設&介護グッズ

広大な芝生の上の老犬介護で仲間たちといきいき生活

・老犬ホーム&ペットホテル 九十九里

もしもの時についても、備えておきたい(撮影/内海裕之)

もしもの時についても、備えておきたい(撮影/内海裕之)

 2200坪の敷地内には全面芝生の広いドッグランが複数あり、高齢犬たちがいきいきと走り回っている。24時間態勢で約25人のスタッフが介護、食事の介助、歯や耳の手入れ、散歩、健康状態チェックなどを行なう。絵が趣味のスタッフが油絵で愛犬の肖像を描いて飼い主に贈り、喜ばれている。

【住所】千葉県山武郡九十九里町小関2188-3
【料金】(老犬ホーム)年コース:1~3年目まで毎年44万円、4年目以降は毎年26万4000円。半年コース:6か月26万4000円。月々コース:1か月6万6000円。※医療費は含まない。基本10歳以上の犬が対象だが、10歳未満の長期預け入れも可能。

すべてが高齢猫のための“終の棲家”

・高齢猫専門移住受入施設ちびママの家

高齢猫のためだけに設計された室内には、畳敷の和室スペースも完備。段差も高齢猫のために低くしている。高さ1.9mのキャットウォークを張り巡らせた空間もある(撮影/佐藤敏和)

高齢猫のためだけに設計された室内には、畳敷の和室スペースも完備。段差も高齢猫のために低くしている。高さ1.9mのキャットウォークを張り巡らせた空間もある(撮影/佐藤敏和)

 長年ボランティアで猫の保護や譲渡活動をしていた代表・高岸寿子さんが「老猫は持病や認知症などで引き取り手を見つけるのが難しく、受け皿を作りたい」と、自身が社長を務める会社の事業として開設した高齢猫専門施設。飼い主自身が高齢で入院や施設に入るために託す場合が多いという。寝たきりの猫も手厚く介護されている。

1匹1匹の健康状態や持病に合わせ、腎臓などを健康的に支える高齢猫用フードを取り揃える。猫の大好物も置く。毎日1回体重測定し、食事量と体調を管理(撮影/佐藤敏和)

1匹1匹の健康状態や持病に合わせ、腎臓などを健康的に支える高齢猫用フードを取り揃える。猫の大好物も置く。毎日1回体重測定し、食事量と体調を管理(撮影/佐藤敏和)

【住所】静岡県浜松市中区城北1-12-2
【料金】(入所金10万円+飼養料/終生)10歳未満:121万円、10~14歳:88万円、14歳以上:66万円。※基本、医療費込み。10歳以上の猫が対象(8歳~は応相談)。入所の場合、所有権譲渡となるが、面会は可能(事前予約)。短期預かりサービスもある

広告代理店社長でもある代表の高岸さんはカメラで猫たちの日常を撮影し、自ら編集・デザインする小冊子を年3~4回作って元の飼い主に贈っている(撮影/佐藤敏和)

広告代理店社長でもある代表の高岸さんはカメラで猫たちの日常を撮影し、自ら編集・デザインする小冊子を年3~4回作って元の飼い主に贈っている(撮影/佐藤敏和)

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