京都市に住むKさん(50代/女性)は積極的な“アリ派”だ。
「ウチの親がそういう親だったんですよね。天気が良いと、学校がある日でも『○○山に登りに行くぞ!』『海を見に行こう!』って私を連れ出して、自然のこと、生き物のこと、社会のこと、人生のことなど、道中で色々なことを話してくれました。学校の成績は悪くなかったので、休ませても大丈夫と思っていたのかもしれません。
今になって思うのは、面と向かって話しにくいことを、そういう形で話したかったんでしょうね。あの時に聞いた話しは深く心に刻まれているので、子どもにも同じことをしたいなと思い、実際そのようにしています」(Kさん)
最後にこんな意見も。都内の公立小学校で教壇に立つNさん(30代/女性)はこう語る。
「今年のGWは登校日が飛び飛びで、5月2日や6日も授業をやりましたが、子どもたちは完全に“遊びモード”で集中できなかったようで、あまり授業になりませんでした。中には、月末に予定されている運動会の練習に変更したり、校庭で写生させたり、カリキュラムを変えたクラスもあったようで、職員室では“仕方ないよね”という声が上がっていました」(Nさん)
“学校に行く意味”と“休む意義”を天秤にかけて、どちらを選ぶか。家庭によってその判断は分かれているようだ。