「少額なものほど儲けが削られる」
利益が減ることから、ものによっては「廃棄処分した方が楽だ」と考える人もいる。建設会社に勤務する20代男性・Cさんは、こう話す。
「例えば最低価格の300円で出品したら、販売手数料を10%取られて270円、ヤマト運輸の『ネコポス』を利用すれば、新料金210円を引いて手元に残るのは60円。メルカリって、結構10円20円の値引き交渉も当たり前にあるので、そういったやり取りの煩雑さや、袋やプチプチなどの包装も必要になることを考えると、もう近所のリサイクルショップに持っていくか、捨てた方が楽。出品額が少額なものほど儲けが削られることになるので、今後メルカリでは、これまでよりも高額な取引が増えていくのかもしれませんね」(Cさん)
配送サービスの利用料金の値上げで、ユーザーからはさまざまな声が挙がっているようだ。値上げによる出品価格や売り上げへの影響、他社の動きも注視される。