2009年12月に発行された元FXトレーダー・磯貝清明氏の著書『突然マルサがやって来た!~FXで10億円稼いだ元ヒルズ族社長の絶頂と貧民転落~』(小学館)を、『マネーポストWEB』にて全文公開(全10回)。第8回は、第4章「脱税摘発で天国から地獄へ! 2畳の風呂なし小部屋で極貧生活」の後半です。
前回の記事はこちら⇒【第7回】1億6000万円の納税指令! 「ちょっとだけ、まけてもらえませんか?」 | 突然マルサがやってきた!
(ここに書かれている内容は、断り書きのない限りすべて同書発行時点のものである点をご了承ください。また、本文中に登場する人物名は、著者・磯貝氏を除いて仮名です)
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第4章 脱税摘発で天国から地獄へ! 2畳の風呂なし小部屋で極貧生活(後半)
■年利はなんと14.6%! 毎日5万円超の延滞税が積み上がっていく
借金には利息がかかりますが、払うべき税金を期日までに払わなかった人にも、同じように利息がかかるのだそうです。いわゆる延滞税といわれるものです。
そうはいっても相手はお上ですから、そんなあこぎな利息は取らないだろうと高をくくっていたのですが、聞いてみると年利14.6%もかかっているのだとか。これじゃあ消費者金融とたいして変わらないじゃないですか!
しかも、この利率を僕の税金にあてはめて日割り計算してみたら、1日にかかる延滞税はゆうに5万円を超えていたのです。
ただでさえ1億6000万円もの負債を背負っているのに、さらにそれが毎日5万円以上増えてどんどん膨らんでいるわけですから、さすがに背筋が凍りました。
こんなに利息が毎日膨らむのなら、住宅ローンの借り換えみたいに、銀行など低金利なところから借りて一気に払うほうが絶対にトクです。そうだ、それがいい!