一方で、同じ税理士でも相続税業務には“質の差”がある。税理士法人レディングの代表税理士・木下勇人氏が指摘する。
「税理士の仕事は幅広く、企業や個人向けの会計業務を行ないながら『相続専門』を謳う事務所もあります。そうした税理士が相続を受け持つと、税務申告や税務調査の際に漏れが生じて、顧客が余計に相続税を払う怖れがある。ゆえに多くの税理士の中でも相続のプロを選ぶことが必要です」
税理士の知識は相続税だけでなく、トラブルになりがちな相続全般で役に立つ。相続に強い税理士の指摘に耳を傾けよう。
※週刊ポスト2022年7月1日号