企業とも面談を重ね、元アスリートを採用するメリットを理解してもらう地道な努力を続けている。「ひとつの競技を極める努力をしてきて結果を残してきたのがアスリートですから、その力は企業にとっても大きな力になるはずです」と、西城さん。
元アスリートと企業の両者を隔てる壁があるのは事実で、それを取り除く役割を担っているというわけだ。事業としては起ち上がったばかりでまだ実績は少ないものの、両者をつなぐ太いパイプになっていくことで、スポーツ界にとっても企業にとっても大きなメリットが生まれる可能性は高い。
◆取材・文/前屋毅(ジャーナリスト)