1人1回2000円は高いか安いか、それぞれの意見
ちなみに、この日私たちが楽しんだアトラクションは「ソアリン:ファンタスティック・フライト」「トイ・ストーリー・マニア!」のほか、「タワー・オブ・テラー」「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」「レイジングスピリッツ」「センター・オブ・ジ・アース」など計8つ。なかには、2回、3回と楽しめたものもある。平日でそれほど混雑しておらず、その上でプレミアアクセスを使用したこともあり、想定以上に多くのアトラクションを楽しむことができた。
ディズニーに行くのは久しぶりだという女性・Aさん(19歳)は、「ディズニーは、1アトラクションに1~2時間待ちが当たり前だと思いこんでいたので、新鮮でした」と、“常識”が変わった実感を述べる。1人1回2000円という価格については「ちょっと高いとは思う」としながらも、「2回までなら4000円だから、ギリギリ払える許容範囲かな。仮にこれが3回以上になると、6000円になるのでちょっと厳しいかも」と本音を漏らす。
一方で、ディズニーオタク、通称“D”を自認する女性・Bさん(20歳)は、「払う価値は十分ある」と即答した。
「長時間並ぶのが嫌、というのはもちろんあります。でも、私はショーやパレードも見たいので、長時間並ぶことで、そういったものが見られなくなる状況がもっと嫌。プレミアアクセスを使うことで、パークを徹底的に楽しむためのスケジューリングがしやすくなります。『2時間並ぶ=2000円』と考えれば、時給1000円のアルバイトを2時間頑張ればいいかな、と。プレミアアクセスを使うものと使わないものを上手に使い分けながら、積極的に利用したいです」(Bさん)
また、「絶叫系のアトラクションが大好きで、何回でも乗りたい」という女性・Cさん(20歳)は、「これまでは、ディズニーランドやシーは、1日に3つ乗れたらいいぐらいの感じでした。特に私の大好きな絶叫系は大人気で、同じものに2回以上乗るなんて考えられませんでした。ですが、今回はプレミアアクセスを利用したことで、待ち時間を大幅に短縮でき、大好きなアトラクションに3回ずつ乗れました。大満足です!」と語る。
ちなみにこの日は、6月にもかかわらず、30度近くまで気温が上昇。快晴で、夏の訪れを感じさせる暑い日だった。これから夏本番を迎えると、長時間炎天下で並ぶのはますます大変になるだろう。そういった際にも、プレミアアクセスは有効かもしれない。