相次ぐ台風に秋雨前線の停滞による長雨と記録的な日照不足によって野菜の価格高騰が続いている。首都圏のスーパーではレタスやホウレンソウなどに加え、従来なら価格が比較的安定していたニンジン、玉ねぎ、ジャガイモなども平年の2倍ほどの高値をつけている。ただでさえ苦しい家計がますますピンチに追い込まれるなか、野菜高騰を乗り切るためのテクニックを節約アドバイザーの丸山晴美氏(ファイナンシャルプランナー)が伝授する。
* * *
【1】値上がりしにくい野菜類を狙う
もやし、きのこ類など、比較的価格が安定している野菜類を上手に取り入れた献立を考えましょう。ただ、もやしは日持ちしないので、必要な分だけ買うようにして、もしも買いすぎてしまった場合は、袋の口を開けた状態で保存するといくらか日持ちします。
従来は価格が安定していたはずのニンジン、玉ねぎ、ジャガイモが今年は高騰しています。たとえばジャガイモの代わりにカボチャやさつまいもを使う手もありますが、玉ねぎやニンジンは代用が難しい。
そこでひとひねり! 玉ねぎやニンジンなどを「ふるさと納税」の返礼品にしている自治体も調べてみるとありますので、有効活用しましょう。ただし、配送日時を決められない場合もあるので、指定できる自治体を選ぶとよいでしょう。
【2】冷凍野菜をストックする
冷凍野菜は1年を通して価格が安定していますが、定価で買うと意外に値が張ります。そこで狙い目はスーパーのプライベートブランド商品。それをセール時にまとめ買いすることです。なかでも、いんげん、ブロッコリー、ほうれん草、カボチャ、コーンなどは何かと使い回せてオススメです。