家族の介護のために仕事を休まざるを得なくなって収入が減った場合、介護休業給付金(雇用保険)が受け取れる。2週間以上にわたって常時介護が必要な家族の介護のため休業すると、休業開始時賃金日額の67%が休んだ期間などに応じて支給される。
「基本的には介護休業開始前の2年間に12か月以上の被保険者期間があることが条件となりますが、12か月ない場合であっても要件が緩和され、受給できるケースがあります。必要書類を揃えて勤め先に提出すれば、あとは勤務先がハローワークに対して手続きをしてくれます」(風呂内氏)
歳を重ねると医療・介護費がかさんでいく。条件に当てはまるものをチェックして申請していくことが大切だ。
※週刊ポスト2022年7月29日号