保育士やカウンセラーのように、教育や医療系分野の資格は根強い人気だ。その一方で、需要が減っている職種もある。
かつて人気の資格だった医療事務は、いまは診療報酬の点数計算が自動でできるようになったこともあり、スタッフが削減されている。
「医療事務は時給が低く、続かない人が多い。そもそも、事務系の仕事はどれも、未経験なら若い人が採用されやすいのです。一方、資格取得の難易度が高いわりに仕事がハードなのは、宅地建物取引士。もちろん、本気で不動産業界で働きたいならおすすめできますが、土日休みが取りにくく、営業に行かなければならないこともあります」(藤井さん)
本当に自分に合った資格を選ぶには、「生きがいになる仕事がしたい」「趣味を生かしたい」「キツくてもいいから、とにかく収入を増やしたい」など、自分の興味・関心や得意分野、仕事に求めることなどを分析して、その業界で必要とされる資格を探すべきだ。
※女性セブン2022年7月28日号