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中高年になって取りたい資格 介護業界は資格取得で給与・待遇が一変する例も

介護福祉士の資格取得で待遇が大きく変わったという人も(イメージ。Getty Images)

介護福祉士の資格取得で待遇が大きく変わったという人も(イメージ。Getty Images)

 人生100年、定年を迎えた後も働き続ける時代を迎えた。いくつになっても働きたいと考えたとしても、50代からの就職は簡単ではない。中高年になっても稼げるようになるためにはやはり、資格取得が近道かもしれない。

 保育士やカウンセラーのように、教育や医療系分野の資格は根強い人気だ。とはいえ、資格の種類は多岐にわたる。キャリアアドバイザーの藤井佐和子さんによれば、今後特に需要が増えそうな資格は、IT系、ペット系、介護系だ。

「ExcelやAccessといった一般的なソフトの基礎知識を測る『基本情報技術者試験』や『RPA技術者検定』に合格していると、IT系全般の就職に役立ちます。RPAとは、ロボットを使ってこれまで人が行ってきた単純作業の自動化を推進する技術のこと。資格取得サポートのある派遣会社もあります」(藤井さん)

 現在800以上の資格を持つ、資格・勉強コンサルタントの鈴木秀明さんが推奨するのは、現在急速に注目度が上がっている「ディープラーニングG検定」だ。

「AI(人工知能)の基礎知識を問う、登竜門的な資格です。中高年になるとIT関係の資格は食わず嫌いしがちですが、同世代の取得者が少ないからこそねらい目ともいえる。勉強すれば年齢は関係ありません。実際に、プログラミングを学んでアプリをつくって大儲けした中高年の主婦や、ドローンの操作や理論を学ぶ民間資格を取り、ドローンで撮影した映像を使ってユーチューバーとして成功している人もいます」(鈴木さん)

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