乗り換えを検討しているなら、シミュレーションをお忘れなく。価格ドットコムなどのサイトでは、地域と電気使用量を入力すれば、おすすめの電力会社がすぐにわかる。
「契約から1年目の料金はたいてい、キャンペーン価格で安く表示されます。本当にお得かどうか、2年目、3年目の料金まで忘れずにチェックしてください。中には1年ごとに電力会社を乗り換えて、キャンペーンを渡り歩いている節約上手も」(丸山さん・以下同)
また、利用に応じて貯まるポイントで支払いができる楽天でんきのほか、電気だけでなくスマホとWi-Fiも契約することで料金が1割引きになるJ:COM 電力など、スマホやインターネットとのセット契約を利用し、賢く固定費を抑えている人も多い。
環境省の省エネ製品買い替えナビゲーションサイト「しんきゅうさん」によると、10年前のものから買い替えると、エアコンなら4%、冷蔵庫なら43%の電気代節約になる。また、シーリングライトを蛍光灯からLEDに変えると、なんと50%もの節約に。
「エアコン、冷蔵庫、照明、テレビなど、使っている時間が長く、電力使用量の多い家電は、買い替えることで電気代を大幅に削減できます。買い替えのタイミングは、まさにいま、8月末~9月がおすすめ。白物家電は10月に新商品が発売されることが多く、現行の商品が在庫一掃のために安くなるのです」
一方、定額制サブスクリプションは、一度契約すると、解約しない限り、使わなくても毎月お金を引き落とされる。だが、サブスクは使いようによっては節約につながる。
dマガジンのような電子雑誌アプリには読み放題があり、新聞のデジタル版は紙よりも月額料金が安いことが多い。また、月額3000~1万円台で洋服のコーディネート一式が届く「airCloset」や、ブランドバッグレンタルの「Laxus」などは、ファッションにお金を使いがちな人や衝動買いしがちな人には、むしろ節約になるケースもある。
※女性セブン2022年9月1日号