サイズの選択肢は1つではない
「どんな人をメインターゲットにしているブランドなのかによってもサイズ選びは変わってくる」と里村さんは言う。
「デザインにもよりますが、もしほしい服が自分の年代よりも若いブランドなら、『体形の変化』を踏まえてワンサイズアップして選んだ方が安全です。逆に、メンズ服なら小さめを選んで流行りの、敢えて大きめを着る着こなしをしても。たとえば、ふだんレディースのLサイズなら、メンズのMサイズを選ぶとゆったり着られますよ」
1つのサイズにとらわれなければ、洋服の選択肢もぐっと広がるというわけだ。
「ネット購入の場合はモデルの身長や年代、生地が伸びるか伸びないかのチェックも大事。購入者のコメント欄に、同年代のレビューがあれば参考にしてください。買ってみたけどサイズが合わないというのがいちばん困りますよね。コロナ禍だからこそ、外出時にはおしゃれが楽しめるよう、自分のサイズを把握しておきたいですね」
【プロフィール】
ファッションアドバイザー・里村素子さん/1979年生まれ。大学卒業後、エルメスジャポンに入社し、店舗での接客等を経験。現在はファッションサブスク『エアークローゼット』にて、パーソナルスタイリングを担当しつつ、ファッション関連などのコラムの執筆も行う。
取材・文/苗代みほ イラスト/サヲリブラウン
※女性セブン2022年9月8日号