くま:確かにコロナ禍で外出自粛などが出てから、自宅で楽しめるサービスが増えていった気がするね。そうか、今では当たり前のように、そういうサービスを使うようになっていたけど、要は、その月額が“固定費”になっているのか!
細野氏:そういうことだね。これらのサービスは、いつでも見たい時に見られたり、聞きたい時に聞けたりと、「あると便利なサービス」なのは確かだね。だけど、新型コロナの解明も進んだりして、生活形態が変わってきている今だからこそ、「サブスク」という新タイプの「固定費」に目を向けることが必要になるんだよ。
この「サブスク」については、電気代やガス代のような従来型の「固定費」と同様には考えないのが重要なポイントなんだ。なぜなら、電気・ガス代などの従来型の「固定費」は「全く使わない」のは無理なものだよね。その一方で、エンターテインメントの分野が多い「サブスク」については、そうではないサービスが意外と多いんだよ。
くま:なるほど。電気代やガス代、水道代とかは使わないと生活ができないね。その一方でサブスクは、映像や音楽を楽しんだりするサービスが多いから、使わないようにしても生活は成り立つということか。
【プロフィール】
細野真宏/経済ニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録。首相管轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』が発売以来13年連続完売するなど家計管理のプロとしても活躍。『家計ノート』2023年版も発売中。
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号