iPhone 13 miniを慌てて購入
30代女性・Bさん(専門商社勤務)も、iPhone 14でminiが廃止されたことに困惑している。
「iPhone 12 miniを使ってきましたが、まさか今回、miniがなくなるなんて……。そもそもminiは、iPhone SE(第2・3世代)よりも、本体サイズが小さいのに画面サイズは大きいという理想的なスマホです。私の小さい手のサイズにも丁度よいし、軽いので気に入っていました。そもそも携帯なんだから、あまり大型化したら“携帯”に向いていないと思うんですよ」(Bさん)
Bさんは最近、慌ててiPhone 13 miniを購入したという。
「在庫がなくなったら困るので、iPhone 13 miniを確保しました。先のことはわかりませんが、iPhone 13 miniがサポートされなくなるまで使い続けようと思います。
ただ、miniについてよくよく考えると、サイズが小さくて軽くて携帯性に優れてはいますが、裏を返せばバッテリー持ちが悪いのも事実。価格面でもiPhone 12との価格差は約1万円ちょっとしかない。2020年の発売当時、iPhone SE(第2世代)は4万円台で、miniの7万円との価格差が大きく、割高感がありました。その存在が“中途半端”だと考えるユーザーがいてもおかしくないとは思っています」(Bさん)
Androidならコンパクトサイズがある
現在、iPhone 12 miniを使用している30代男性・Cさん(金融機関勤務)は、Android端末への機種変更も視野に入れているという。
「やっぱりminiのサイズ感に慣れると、大きなスマホには変えにくいですね。Androidだと、コンパクトサイズのモデルも意外とあるんです。私が使っているiPhone 12 miniとサイズ感が近そうなのは、ソニーの『Xperia Ace III』、シャープの『AQUOS wish2』、ASUSの『Zenfone 9』あたりでしょうか。これらに機種変更するのもありだと思っています。もちろん、そうはいってもiPhoneの使用感は好きなので、もしiPhone 16か17くらいでminiが復活してくれたらiPhoneへの出戻りも検討します」(Cさん)
スマホの大型化がトレンドとなる中、「コンパクトモデルの方が使いやすい」という根強いユーザーの声もある。はたして“mini難民”を救う端末が、再びアップルから登場する日は来るのか──。