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豪華に進化する高速バス 完全個室なら「夜景を見ながらパソコンで作業」も可能

『ドリームスリーパー』は完全個室でゆったり(イラスト/小川かりん)

『ドリームスリーパー』は完全個室でゆったり(イラスト/小川かりん)

一人旅なら個室、二人旅ならシェル型シート

 高速バスに詳しい乗り物ライターの須田浩司さんは、「豪華バスの旅は“個室型”に着目してほしい」と言う。

「ぼくは約30年間で、約300路線の高速バスに、1300回以上乗ってきました。JRの夜行がほぼなくなったいま、時間を有効利用して遠出するのに欠かせない交通手段として、夜行高速バスの存在はますます注目。たとえば『ドリームスリーパー』のような完全個室ならカーテン全開で夜景を眺めつつ、パソコン作業もできる。これは実は画期的なことです」(須田さん・以下同)

 通常の夜行高速バスでは、カーテンを開けるのもスマホをいじるのもはた迷惑。個室ならそんな煩わしさや不自由さから解放される。

「コロナ禍当初、バスは密室で感染リスクが高いと叩かれましたが、実際は外気導入モードで車内の空気は5分程度で入れ替わります。コロナ禍でむしろ安心といえる豪華バスは一人旅なら個室、二人旅ならシェル型シートとTPOで使い分けるのもおすすめ。

 ただ豪華バスは料金が高いのがネックなので、会員割引や早割など、割安にチケットを利用するのもコツといえます」

 豪華バス旅こそ、早めに賢く準備するのがおすすめだ。

【プロフィール】
小川かりんさん/岡山県在住のイラストレーター・漫画家。バス好きが高じて、コミックエッセイ『夜行バスで出かけましょう』『もっと!夜行バスで出かけましょう』(イースト・プレス)を出版。

須田浩司さん/北海道札幌市在住の乗り物ライター。中学時代から高速バスに乗り続け、ブログ『ひろしプロジェクトWEB』などでバス旅の魅力を発信している。運行管理者や国内旅行業務取扱主任者の資格所有。

※女性セブン2022年10月20日号

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